HSBCやPwCという大企業の新たな拠点が設けられることが決定しているとともにロンドンを除けば英国でもっとも活気ある起業の地として、バーミンガムの雇用は非常に力強く推移すると予測され、現在110万人を誇るバーミンガムの人口は2031年までにさらに15万人ほどが新たに増加すると見込まれている。
バーミンガムの6つの主要エリア
その人口の40%は25歳以下の人が占めており、ヨーロッパでもっとも若者に溢れた都市ということをアピールポイントにしており、若年専門職層がひしめく都会的なコミュニティを形成しつつある。もちろん住宅需要は力強く新たに80,000ユニットの建設が必要とされており、欧米投資家の注目を集めている。
バーミンガム都市部は主に6つのエリアに分類することができる。
ウエストサイド(Westside)
この地域はヴィクトリア朝の伝統ある商業施設と近代的な生活空間、ビジネス空間が同居している。オフィス、小売店、娯楽施設、ホテルなどを含む10棟のビルの建設が計画されているパラダイススクエア(Paradise Square)はその好例だ。クイーンズ・カレッジ・チェンバーズ・ビルディング(Queen’s College Chambers Building)は1828年に医学生たちの宿舎として産声をあげたこのエリアを代表する伝統的建築物。壮大なファサードは健在で、その背後はバーミンガムでももっとも人気のあるアパートがひしめいている。ウエストサイドの運河のほとりにあるブラインドレイプライス(Brindleyplace)は都会的な生活が楽しめる空間である。食べ物を頬張りながら、コメディや音楽、ドラゴンボートでの遊覧や映画祭を楽しめる。まさに水辺のライフスタイルがそこにある、といった風情だ。
ウエストサイドの住人
専門職(Professional)の人々が中心であるが、2、3年前にクイーンズ・カレッジ・チェンバーズのペントハウスがマーケットに出現して以来、地元のヒーローであり、富裕層でもあるアストン・ヴィラやウエストブロムなどのプレミアリーグのサッカー選手も多く居住している。
ジュエレリー・クオーター(JEWELLERY QUARTER)
もし歴史が関心事であるならこの地区は見ておくに値する。イングランドの歴史的建造物を保護するイングリッシュ・ヘリテージ(English Heritage)からは「国の宝」であるとの評価を受けている。この地区に宝石職人たちが集まり始めたのは250年以上も前に遡るが、今日においても英国のジュエリーの40%がこの地区で加工されている。そんな職人的な雰囲気のためか、芸術、メディア、クリエイティブ系の職業人もこの地区には多い。ここには今や少なくなったジョージアン・スクエア型(Georgian square)のタウンハウスが軒を並べる。数多くの独立系小売店やレストランは訪れる人に都会的な印象を与えている。
ジュエレリー・クオーターの住人
職住一体の生活を過ごすのに理想的な部屋も多く、クリエイティブな業種で働く人が多い。
イーストサイド(Eastside)
現在建設中の高速鉄道HS2はロンドンへわずか49分間での移動を可能にするだけでなく、エディンバラ、ニューカッスル、マンチェスターなどの都市への移動時間も大幅に短縮する。そのバーミンガムのターミナル駅はイーストサイドのカーゾンパーク(Curzon Park)に作られる。バーミンガム・シティ大学(Birmingham City University)が持つBirmingham Institute of Art & Designの所在地でもあり、現在さまざまな用途に使える複合施設の建設が進んでいる。
イーストサイドの住人
出張などで他の都市への移動が多いビジネスマンが住むのにとても便利な地区となる。またGBP1,175万をかけて建設される市内でもっとも新しい公園「シティパーク」もこのイーストサイドにあるので若いファミリーが住むのにも適している。
ガンクオーター(Gun Quarter)
市中心部の北部に位置するガンクオーターはかつて世界でも有名な銃(Gun)の生産拠点だった。今やそれは過去のものとなったがこの地区の気質は今なお健在であり小規模のエンジニアリングが盛んである。この地区の現在の課題は再開発、そして多様性を備えた土地利用だと言える。
ガンクオーターの住人
ガンクオーターはバーミンガム・シティ大学やアストン大学にも近く、再開発とともに学生たちの新たな居住スペースになると見込まれている。
チャイニーズクオーター(Chinese Quarter)
仏塔を地区のランドマークとしている都市部南部のチャイニーズクオーターにはレストラン、カフェ、露店フード、そしてバーミンガムの流行の先端をゆくナイトスポットがひしめいている。バーミンガムオールドレップシアター、ロイヤル・バレエ、O2アカデミー、バーミンガムヒッポドローム劇場など文化的なテイストの強い若者に人気の高い地区である。
チャイニーズクオーターの住人
チャイナタウンとその南に広がる地域は活気のある雰囲気を好む若い専門職の人々から高い需要がある。
ディグベス(Digbeth)
バーミンガムの有名なショッピング地区であるブル・リングから徒歩10分の距離に位置するディグベスはクリエイティブな雰囲気あふれる地区。かつての工業団地がひしめく光景はロンドンのショーディッチ(Shoreditch)を彷彿とさせる。クラフトビールを片手にストリートフードをかじりながら点在する現代アートを堪能する、といった楽しみ方ができる場所である。
ディグベスの住人
魅惑的な娯楽と文化が混在しているディグベスは若者と芸術家の街である。
ザ・カーブ(The Curve)Ⅱ
ザ・カーブ(The Curve)Ⅱはチャイニーズクォーターの南側に建設される不動産物件だ。
ザ・カーブⅡ(The Curve Ⅱ)の特徴
-1ベッドルーム、2ベッドルームの間取り
-ニューストリート駅(New Street Station)から徒歩15分の距離
-カーゾンストリートHS2駅(Curzon Street HS2 Station)からバスで15分の距離
-バーミンガムの有名なショッピング地区ブル・リングから徒歩15分の距離
-480sqf(約44.6m2)から764sqf(約70.9m2)の面積
-250年の賃借権
-2018年10月完成予定
-融資比率(LTV)は最高65%
-表面利回りは最高5.00%
-価格はGBP172,000(※約2,546万円)〜 ※GBP1=JPY148(2017年11月時点)