【2019年】

42歳のジョージは「銀行に置いておくよりは、、」とUSD100,000(JPY1,100万円※)である運用商品プランを契約した。すぐに使うあてのあるお金でもなかったので今は7歳の息子のケンが大学に行くときの学費にでも、、と少しでも増えれば良いという気持ちだった。

【2042年】

65歳になったジョージは自分が創立した会社の経営を後進に譲り引退することを決意した。社長室を明け渡すために片付けをしていると長年使っていなかった棚の中から古い封筒が出てきた。23年前に契約した運用商品プランの証券。

「ああ、そう言えば息子の学費の足しにするために申し込んだなあ」

思い出が蘇った。自立心の強かった息子のケンは結局親には頼らず自分で奨学金を借りて大学を卒業し、海外で暮らしている。今は30歳、手のかからない子だった。そんなこともありジョージは以前に契約していたプランのことをすっかり忘れていたのだ。

ジョージが商品の運用会社に問い合わせると資産額は約USD330,000(約3,600万円)になっているとのことだった。さらにその商品は契約を妻や子供に譲渡してずっと運用を続けることも可能であるということがわかった。とりあえず今はまとまったお金が必要なこともないので解約はせず、そのかわり毎月の生活費の足しとしてプランから月USD1,000(約11万円)を定期的に引き出すことにした。

【2067年】

85歳のマリエ一緒に暮らす孫娘のアンナに運用商品プランの譲渡手続きをすることに決めた。そのプランは5年前に死んだ夫のジョージが随分昔に契約したもので彼が亡くなる前に自分に譲渡しておいてくれたのだ。

プランからは毎月USD1,000の入金があり、夫の残してくれた財産と年金と合わせて心配することなく生活をすることができた。海外に住む息子のケンには20歳の娘アンナと17歳の息子ケイという2人の子供がおり、アンナは本国で大学に通うために戻ってきて自分と一緒に暮らしている。身体の自由の利かなくなった自分と同居して何かと助けてくれるアンナに夫の残してくれたプランを引き継ぐことにしたのだ。

【2082年】

本当にいろいろなことがあった、、と35歳になったアンナは思い返していた。まるで夢でも見ていたかのようだった。

弟のケイの子供、つまり自分の甥が数万人に一人という難病で臓器移植を伴う難しい治療をしなければならなくなった。

その治療費としてUSD1,000,000(1億1千万円)という多額のお金が必要だった。良くない出来事は重なるものである同じタイミングで夫の経営する会社が破綻した。負債総額は偶然にも約USD1,000,000だった。そんな窮地を救ってくれたのが祖母から引き継いだ運用商品だった。祖父が63年前に当時USD100,000を投じて契約したプラン。

「本当はあなたのお父さんの大学の学費のために契約したものだったのよ。でもあの子は自分で奨学金を申し込んだから結局そのときは解約する必要がなくなってね。それからは少しずつ引き出して使っていたの」と祖母が話していたプラン。

それを解約した。

解約返戻金はUSD2,260,000だった。早い時期に適切な治療を行えたおかげで甥は順調に回復している。夫の会社の負債もこれで完済できる。ゼロからの再スタートになるけど、祖父母、父親、家族のおかげでまた前を向いて歩いて行ける。

※約USD1=JPY110で換算

ジョージが申し込んだ投資運用プラン
https://www.borderless-investment.com/ft-life-regent-premier2/

ジョージが申し込んだプランのシミュレーション

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