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Oracle(オラクル)
種別:一時払型運用商品
運用:ポートフォリオ運用(アクティブ運用)
元本保証:なし
OracleはRL360社が運営する一時払型運用商品。
まとまった資金を一括払いで投資してその資金をファンドのポートフォリオに投資する投資商品である。
Oracleのプラットフォーム上には世界中のあらゆる投資対象で運用されている170種類(通貨のバリエーションを含めると350種類)以上の世界中のあらゆる投資対象で運用されているファンドが用意されており、その中から自分の好みのファンドを選択して運用ポートフォリオを作成し、必要に応じて都度組み換え(スイッチング)をしながら運用する。
Oracleのファンドプラットフォームには米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、ポンド(GBP)、オーストラリアドル(AUD)、スイスフラン(CHF)、日本円(JPY)の6種類の通貨建てのファンドがラインナップされておりポートフォリオに複数通貨を組み込んで為替ヘッジをしながら運用することも可能。
ポートフォリオの作成及び運用は自分でファンドを選択して作ることもできるが、ファイナンシャルアドバイザーに手数料(運用資産の1%/年)を支払って委託する一任勘定サービスもある。
運用当初より大きな元本で運用するため期待リターンが大きくなる反面、ドルコスト平均法のファンド購入価格の平準化効果がないため積立投資よりリスクも大きめになる。
一方、一時払型のOracleは運営会社の管理コストが積立型の商品と比較して小さいため、簡潔かつ低い手数料での運用が可能。
契約から5年を経過すれば解約手数料がなくなりいつでも適当な時期に全額出金することも、年金のように定期的に出金して残額の運用を続けることも可能で柔軟なエグジットができる。
RL360社はマン島の契約者保護制度の適用を受けられるので万一会社が倒産するようなことがある場合はマン島政府より運用資産額の最大90%の補償が受けられる。
Oracleのファンド
Oracleでは以下のカテゴリーに分類された170種類(通貨のバリエーションを含めると350種類)以上のラインナップからファンドを選択してポートフォリオを形成することができる。
Oracleのファンドカテゴリー
Commodity & Energy:商品・エネルギー系ファンド
Currency/Money Market:マネーマーケットファンド(MMF)
Equity-Asia Pacific excluding Japan:日本を除くアジアパシフィック株式ファンド
Equity-Asia Pacific including Japan:日本を含むアジアパシフィック株式ファンド
Equity-Emerging Europe:ヨーロッパ新興国株式ファンド
Equity-Emerging Markets:新興国株式ファンド
Equity-Europe excluding UK:英国を除くヨーロッパ株式ファンド
Equity-Europe including UK:英国を含むヨーロッパ株式ファンド
Equity-Global:グローバル株式ファンド
Equity-Latin America:ラテンアメリカ株式ファンド
Equity-North America:北米株式ファンド
Equity-Single Country:個別国の株式ファンド
Equity-UK:英国株式ファンド
Fixed Interest-Asia:アジア債券ファンド
Fixed Interest-Emerging Markets:新興国債券ファンド
Fixed Interest-Europe:ヨーロッパ債券ファンド
Fixed Interest-Global:グローバル債券ファンド
Fixed Interest-Sterling:英国債券ファンド
Fixed Interest-US:米国債券ファンド
Global Managed:合同運用ファンド
Hedge/Structured Products:ヘッジファンド・デリバティブ系ファンド
Islamic:イスラム金融ファンド
Property:不動産ファンド
Specialist:産業別ファンド
Oracleのファンドラインナップ
http://www.rl360.com/row/products/quantum/fundcentre.htm
Oracleの特徴
商品タイプ | 一時払型運用商品 |
期待利回り | 7〜10% |
投資期間 | 規定なし(契約から5年以内の解約には解約手数料がかかる) |
途中引き出し・出金 | 可 |
ローン借入れ | 不可 |
申込に必要な書類・情報 | パスポート、住所証明 |
投資金の支払方法 | 銀行送金 |
ボーナス | ロイヤリティボーナスとして6年目の契約月日より毎年の契約月日に 運用資産の0.5%が支給される |
手数料 | ・設立手数料(Establishment Fee) :初期投資額の7.5% 5年間にわたり四半期毎に初期投資額の0.375%が運用資産より 投資ユニットから徴収される ・管理手数料(Administration Fee):運用資産の1.2%/年 四半期毎に運用資産の0.3%が投資ユニットから徴収される |
居住地による申込制限 | あり |
特徴 | ・マン島籍の商品につき契約者保護制度の対象になり、万一プロバイダーが破綻しても運用資産の最大90%がにより保証される ・複数通貨建てのファンドが選択可能 |
Oracleの運用シミュレーション
①End of year:経過年数
②Premium paid:投資額
③Estimated policy value assuming growth of:総資産額見込み
④1.0% per year:平均年利回り1%で運用した場合
⑤4.0% per year:平均年利回り4%で運用した場合
⑥9.0% per year:平均年利回り9%で運用した場合
⑦Estimated surrender value assuming growth of:解約返戻金額見込み
⑧1.0% per year:平均年利回り1%で運用した場合
⑨4.0% per year:平均年利回り4%で運用した場合
⑩9.0% per year:平均年利回り9%で運用した場合
RL360°社とは?
RL360°は長期積立・一時払い型ファンドのプロバイダー。2013年11月に親会社のロイヤルロンドングループ(RLG)からプライベートエクイティ会社のVetruvian Partners社に売却されRL360°へと社名変更をした。
オフショアとして有名なマン島を拠点としてアジア、アフリカ、中東、南アメリカ、英国の世界各拠点で展開している。従業員数は340人を超え、170カ国70,000人以上の契約者から委託された管理運用資産はUSD110億に達する。2017年にはAviva Groupから買収する形でFriends Provident International(FPIL)をIFGLグループ(旧名:RL360グループ)に加えている。