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サンライフ社の確定利払い付き貯蓄商品「ヴィジョン(Vision)」

本来2年払いというほぼ一時払いの商品として昨年2019年にデビューして以来高い人気を誇るプランである。毎年2.3%という確定利回りと運用成績によって変動する非確定利回りの合計額がMonthly Couponとして支給される。Monthly Couponは都度払い出しても良いが、出金せずにプラン内に残して運用に回すこともできる。そうした場合7年で損益分岐点を迎え、利益が積み上がってゆくことになる。計画的に資産形成することができるので数年後、10数年後に必ず必要になる資金、例えば子供の学資を準備するようなことに適している。

手元にあるまとまった資金を一括運用できる一時払い型の商品は死亡保障重視型の生命保険かファンドラップしかなかったところにリスクとリターンの度合いでちょうど中間の位置に出現してくれた商品といえる。この立ち位置が人気の理由だ。

サンライフ社の貯蓄商品「ヴィジョン(Vision)」に5年払いと10年払いプランが追加

ところがUSD50,000とかUSD100,000という単位の資金は手元にないがこの商品を利用したいというというニーズが高かったからであろうか2020年に入ってから5年払いと10年払いのプランが追加された。USD100,000でヴィジョンを申し込むとして2年払いであればUSD50,000/年ずつだが、5年払いならUSD20,000/年、10年払いならUSD10,000/年となるのでそのぐらいの金額であれば拠出可能な人は確かに増えるだろう。まとまった手元資金の一時払いで安定運用と貯蓄性の高さを実現できる商品特性が少し薄れる感じは受けるが2年払いのプランがなくなったわけではないので大丈夫だ。

5年払いプランと10年払いプランは払込の完了が先に延びたため損益分岐点もそれぞれ10年目、12年目と少し遠くには行ってしまうが、自分の資産状況とライフスタイルに合わせて選択できるのは結構なことである。以下はUSD100,000の投資金額をそれぞれ2年払い、5年払い、10年払いで運用した場合の損益分岐点と10年後、15年後、20年後、25年後の解約返戻金・返戻率の比較である。

【サンライフ社ヴィジョン 2年払い】

支払期間:2年
支払い方法:年払い
損益分岐点:7年

年間保険料:USD50,000/年
2年間払込保険料:USD100,000
10年後解約返戻金:USD124,104(返戻率124%)
15年後解約返戻金:USD169,100(返戻率169%)
20年後解約返戻金:USD222,480 (返戻率222%)
25年後解約返戻金:USD289,403 (返戻率289%)
※いずれも非確定部分を含む概算

【サンライフ社ヴィジョン 5年払い】

支払期間:5年
支払い方法:年払い
損益分岐点:10年

年間保険料:USD20,000/年
5年間払込保険料:USD100,000
10年後解約返戻金:USD106,276(返戻率106%)
15年後解約返戻金:USD147,979(返戻率148%)
20年後解約返戻金:USD183,302 (返戻率183%)
25年後解約返戻金:USD243,270 (返戻率243%)
※いずれも非確定部分を含む概算

【サンライフ社ヴィジョン 10年払い】

支払期間:10年
支払い方法:年払い
損益分岐点:12年

年間保険料:USD10,000/年
10年間払込保険料:USD100,000
10年後解約返戻金:USD75,738(返戻率76%)
15年後解約返戻金:USD123,897(返戻率124%)
20年後解約返戻金:USD163,828 (返戻率163%)
25年後解約返戻金:USD205,585 (返戻率206%)
※いずれも非確定部分を含む概算
 

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