Sorry, this entry is only available in 日本語. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.


 
先週一週間日本に滞在した。一部地域では大雨が大きな被害をもたらし、その他の地域では厳しい暑さという不順な天候。自分がいたのは酷暑の方であったが、外出の多かった一日は腹を壊していたというのもあり努めて水分を採っていたにもかかわらず脱水で目眩に襲われるという経験をした。

一方で目立ったのは外国人観光客。香港から東京へ到着する便もほぼ満席で多くが旅行目的のように見受けられたが、日本で移動すると欧米人やアジアの人観光客の多さには目を見張った。そして日本で飲食、買い物をして感じるその安価さ。この天候不順をものともせず旅行者が殺到するのも当然だと改めて感じる。

2023年第三週のドル円相場

2023年7月19日現在、1ドル139円近辺で推移している。2週間ほど前は145円前後だったので一旦円安傾向も落ち着いたように見える。一方でUSDJPYチャート的には強めのネックラインへの押しになっていると同時に大きな移動平均線に支えられるようにタッチして揉んでいる。

テクニカル的には円安巻き戻しに注意したいところ。21日金曜日には日本の全国消費者物価指数(CPI)の発表。前年同月比で3.3%という予想を見ると、デフレに苦しんだ長い時間を思い起こして感慨も覚える。しかしこれは円安が原因で輸入品の価格が高くなったために起こったコストプッシュ型インフレで、賃金上昇を伴うデマンドプル型インフレには至っていないという判断の日銀が現在の緩和政策を転換する兆しは見えない。

そして来週7月25日には米ドルの政策金利の発表があり、前回1回据え置かれたあと今回は再び0.25%の利上げが予測されている。予測通り利上げが行われたとして、7月28日の日本銀行による政策金利の発表で再度緩和政策の維持が決定されたらやはりなかなか円高方向へのイメージは持ちにくい。

円安局面での「Forex Fund SP Mix」の捉え方

「Forex Fund SP Mix」は為替取引を運用対象にしたヘッジファンド。

上昇または下落のトレンドフォロー型の売買とレンジ相場における金利のサヤ取りをおこなうシステムトレードにより相場の上下にかかわらず絶対利益を目指してゆく投資商品だ。

一般的なファンドや株のバリュー投資のように将来有望な銘柄や現在割安な銘柄を買って長期間保有するようなものではなく、今週米ドルが上昇すると予測すればそれを買い、翌週米ドルが下がると予測すればすぐに売りに転換することもある。つまり株式投資等と違って、いつ開始しても条件は同じであり、参入時期を選ばないというのが大きな特徴だ。

またこの商品は日本円建てで投資することが可能。為替を気にすることなく運用できるので円安局面で比較的利用しやすい案件かもしれない。元本が確保されたものではなくダウンサイドのリスクはあるが、これまでの運用実績は以下のように概ね10%/年以上のパフォーマンスを記録している。

2023年度に関しては6ヶ月経過時点ですでに10%超えを記録している。

【2014〜2022年年度別実績】

2014年利回り実績(年間):26.65%
2015年利回り実績(年間):19.68%
2016年利回り実績(年間):12.54%
2017年利回り実績(年間):16.56%
2018年利回り実績(年間):8.98%
2019年利回り実績(年間):10.36%
2020年利回り実績(年間):8.90%
2021年利回り実績(年間):11.75%
2022年利回り実績(年間):13.54%

【2023年月別実績】

2023年1月:1.58%
2023年2月:2.13%
2023年3月:3.83%
2023年4月:0.2%
2023年5月:2.85%
2023年6月:-0.76%
—————————-
合計:10.17%
 

0
2011年の発行開始以来毎週配信されているBorderless Group代表玉利将彦のメールマガジン

メール講座【国境なき投資戦略】

* 入力必須