Sorry, this entry is only available in 日本語. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.


 
2021年5月13日の日経平均株価は前日比699円50銭安の27,448.01円で引けた。これで3日連続の下落となり、5月10日の終値である29,518.34円からは約2,000円、7%程度下がることとなった。

アメリカの消費者物価指数が発表になり、前年比で4.2%増と12年ぶりの大幅な伸びを示したことからインフレ対策として、コロナ流行下で進められてきた金融緩和策の早期解除(テーパリング)と利上げによる引き締めが早期に行われるのではないかという懸念から米国市場で株式の売り圧力が強まり、日本の株式市場もその余波を受けて大幅続落となった。本日5月14日午前の時点では米国市場の回復を受けて日経平均も戻してきている。   

新型コロナウィルス流行下での株高の進行

昨年3月に世界の株価が全面安を記録した頃、各国政府・中央銀行は景気対策として低金利政策と未曾有の金融緩和(通貨増刷)に踏み切った。シャットダウンや渡航・移動の制限により多くの企業の経営状態が悪化。資金繰りに苦しむ会社への低利の融資を可能にしたり、収入が激減して生活に困る人に給付金を支給する必要もあった。

確かに航空会社・鉄道会社などの運輸業やホテル・旅行会社などの観光産業、店舗主体の飲食業など深刻なダメージを被った事業体も多い一方でネット通販、ワクチン開発会社、ゲーム、フードデリバリー、リモートワークに関わる仕事などこの特殊な状況で業績を大幅に伸ばした。全体的な経済状況は芳しくないが個別の業種や企業の業績レベルでは明暗を分けた形であるとも言える。

となると、好調な業界の側にいて収入は減っていないどころか逆に増えているような人も少なくないはず。しかしコロナの給付金はそういう人たちにも配布される。本当に困っている人のところだけに届けば平等で効率的なのだが、今の段階でそういう選別は困難なのだろう。

困っていない人が受け取った余分なお金はどうなるか?銀行預金は低金利で魅力的ではないし、棚ボタというあぶく銭というか必ずしも自分の苦労によるところなく手に入ったお金はリスクを取りやすいということもあり株式市場に流れてしまう。それがここ一年の株価高騰の一因であるのは間違いないだろう。日本ではまだ遅れているが欧米ではワクチン接種も進み、一年以上に及んだこの特殊な状況に終わりが見えてきた。そしてインフレが進行しているというデータが出た。

通貨への回帰

金利や金融緩和策が巻き戻されると人々が考えるのは当然の成り行きといえる。こうしたニュースが出たときに株式市場の下落は早いものである。それはやはり何だかんだ言っても皆が最も信用しているのはお金(通貨)だからではないだろうかと思う。だからネガテイブなニュースが流れると「我先に」と換金売りが殺到してしまう。ある意味、それは無理もないことだ。

いかに価値が高まっているからとは言え、株式では直接モノを買うことはできない。物価が上昇傾向にあっても、株式や金融資産が高くなっても、何か不測の事態が起これば人はその対局にある通貨に回帰するのだというのを改めて感じた。そうであるなら、通貨を保持したまま収益を獲得する運用を自分の資産ポートフォリオに加えておくことも重要な選択肢になる。

通貨自体を運用するには預金して金利というインカムゲインを狙う方法と複数種類の通貨間の売買を通じてキャピタルゲインを狙う為替取引がある。為替取引には自分で証券会社に口座を持って取引する方法(裁量取引)とプロが運用するファンドに投資する方法がある。

Forex Fund SP Mix

「Forex Fund SP Mix」はその為替取引のヘッジファンドのひとつである市場のトレンドがはっきりしているときに利益の取りやすいトレンドフォロー型のシステム、レンジ相場のときに確実にスワップ金利を積み上げてゆく金利サヤ取り型のシステムを組み合わせて常に利益を狙ってゆく「Forex Fund SP Mix」はファンドサイズが大きくなりすぎた関係で2021年5月中にも募集停止になるかもしれないとのこと。

「Forex Fund SP Mix」の
これまで運用成績は以下の通り。

2014年利回り実績(年間):26.65%
2015年利回り実績(年間):19.68%
2016年利回り実績(年間):12.54%
2017年利回り実績(年間):16.56%
2018年利回り実績(年間):8.98%
2019年利回り実績(年間):10.36%
2020年利回り実績(年間):8.90%

2021年に入ってからは、

2021年1月利回り実績(月間):1.50%
2021年2月利回り実績(月間):1.00%
2021年3月利回り実績(月間):0.88%
2021年4月利回り実績(月間):0.96%
——————————
2021年1〜4月合計:4.42%

【「Forex Fund SP Mix」のお問い合わせ】
https://ws.formzu.net/fgen/S19274410/

0
2011年の発行開始以来毎週配信されているBorderless Group代表玉利将彦のメールマガジン

メール講座【国境なき投資戦略】

* 入力必須