2018年、海外不動産市場の展望(1)欧米の冒険的マーケット
「値ごろ感(Affordability)」の良さは不動産投資には欠かせない要素だ。この値ごろ感を図る指数に「アフォーダビリティ比率(Affordability Ratio)」というのがある。アフォーダビリティ比率は年間世帯所得に対する住宅価格の倍率のことで、この比率が低いほど住宅が買いやすいことを示すが、東京・横浜におけるAffordability Ratioは2014年の第3四半期で4.9である。要するに年収5年分の金額で家が買える、ということである。ニューヨークやニュージャージーのアフォーダビリティ比率は6.1、ロンドンで8.5、シドニーで9.8、香港に至っては17にもなる。