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「リージェントエリート(Regent Elite)」そして、「リージェントプライム(Regent Prime)」

香港の大手保険会社であるFTライフの貯蓄商品だ。契約後に2年あるいは5年という期間で資金を払い込み、数十年というスパンで老後資金形成あるいは次世代への資産継承を目的として運用する商品である。

この2つの商品は契約に関する契約条件と特徴は以下のように全く同じである。

【リージェントエリート・リージェントプライムの契約条件と特徴】

[被保険者年齢]
0歳〜75歳

[支払期間]
一括払い、2年、5年
※一括払いは2年払いの全期前納

[満期償還]
被保険者が128歳になる年度

[支払い方法]
・クレジットカード(VISA、Master)
・香港内の銀行口座からの自動送金
・海外送金

[解約時・満期時の収益]
確定現金価値+リバーショナリーボーナス+ターミナルボーナス

[リバーショナリーボーナス(Reversionary Bonus)]
・契約後1年目からリバーショナリーボーナスが支給される
・リバーショナリーボーナスは出金することも出金せずにプラン内に蓄積することも可能

[ターミナルボーナス(Terminal Bonus)]
・契約後1年目よりターミナルボーナスが支給される
・ターミナルボーナスは途中出金することはできず、解約及び満期による解約返戻金あるいは被保険者死亡により死亡保障発生時に支払われる

[その他特徴]
・被保険者は最大2名まで指定可能
・契約者及び被保険者の名義変更が無制限におこなえるので半永久的に運用を続けることが可能
・被保険者が死亡した場合、死亡保障受取人が新たな被保険者となり運用を続けてゆくこともできる
・加入に際して健康診断は不要

では、この2商品の違いはどこにあるかのか?

そしてそれぞれどのような人に適しているのか?

それは以下の運用シミュレーションの比較を見ればわかりやすい。

【リージェントエリート(Regent Elite)の運用例】

プラン名:FT Life Regent Elite 2
加入時年齢:40歳
保険料支払期間:2年払い
支払い方法:年払い

年間保険料:USD50,000
保険料総額:USD100,000

20年後解約返戻金:USD208,966(返戻率208%)
25年後解約返戻金:USD285,877 (返戻率285%)
30年後解約返戻金:USD590,228 (返戻率590%)
50年後解約返戻金:USD2,393,911 (返戻率2394%)
※解約返戻金はいずれも非確定部分を含む概算

プラン名:FT Life Regent Elite 5
加入時年齢:40歳
保険料支払期間:5年払い
支払い方法:年払い

年間保険料:USD20,000
保険料総額:USD100,000

20年後解約返戻金:USD255,844(返戻率256%)
25年後解約返戻金:USD349,059 (返戻率349%)
30年後解約返戻金:USD531,972 (返戻率531%)
50年後解約返戻金:USD2,124,854 (返戻率2125%)
※解約返戻金はいずれも非確定部分を含む概算

【リージェントプライム(Regent Prime)の運用例】

プラン名:FT Life Regent Prime 2
加入時年齢:40歳
保険料支払期間:2年払い
支払い方法:年払い

年間保険料:USD50,000
保険料総額:USD100,000

20年後解約返戻金:USD277,410(返戻率277%)
25年後解約返戻金:USD371,389 (返戻率371%)
30年後解約返戻金:USD545,574 (返戻率546%)
50年後解約返戻金:USD1,748,986 (返戻率1749%)
※解約返戻金はいずれも非確定部分を含む概算

プラン名:FT Life Regent Prime 5
加入時年齢:40歳
保険料支払期間:5年払い
支払い方法:年払い

年間保険料:USD20,000
保険料総額:USD100,000

20年後解約返戻金:USD247,353(返戻率247%)
25年後解約返戻金:USD328,741 (返戻率329%)
30年後解約返戻金:USD507,484 (返戻率507%)
50年後解約返戻金:USD1,872,070 (返戻率1749%)
※解約返戻金はいずれも非確定部分を含む概算

同じ投資額、同じ支払い期間で比較してみると、運用開始から25年目ぐらいまではリージェントプライムの方が増え方が速い。

一方で30年目ではリージェントエリートの資産額がリージェントプライムのそれを上回っており、それ以降は大きく前者が後者を突き放してゆく形になっている。

まず子孫への資産継承が唯一の目的であればリージェントエリート一択ということで良いだろう。一方で目的が老後資金の形成ということであれば、現年齢と運用期間によってどちらかを選択する形になるはずだ。

仮に65歳で解約返戻金を受け取って老後資金に充てるのであれば、40歳以上の場合はリージェントプライムを選択するのが良い。65歳まであと30年以上の時間のある若い人であればリージェントエリートを選ぶのが適当ということになる。

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