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「手元にある数百万円〜1,000万円程度の資金をどのように取り扱ったら良いか?」

結構多くの人が抱えている懸案である。

まとまった資金を有効活用したいので毎月少しずつ投入する積立投資は適当ではない、、

株式取引やFXなど自分の裁量でやる取引に踏み出すほどの自信はない、、

不動産投資などができそうな規模でもない、、

まとまった余裕資金への逡巡

ハイリターンでなくても良いから安心して確実に運用できるものはないだろうか。。

そう思いながらもなかなか良い答えが見つからず、低金利の銀行口座に資金を置いたまま時間だけが過ぎてゆく。

米国FRBの利下げの流れ

米国の中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)は2020年3月3日、0.5%の大幅利下げに踏み切った。新型コロナウィルスの感染拡大で景気の下振れリスクが高まり、ニューヨークダウは2月第4週1週間だけで12.5%も下落し、3月に入ってからも乱高下を繰り返している。

政策金利は景気の良いときには引き上げられ、景気の悪いときには引き下げられる。不景気のときには金利を下げてお金を借りやすくさせる。そうすれば世の中にお金がたくさん出回って経済活動が活発になり景気がよくなるからだ。

FRBはバーナンキ議長時代の2008年、リーマンショックに端を発する不景気の対策として、当時5%以上あった政策金利をごく短期間でゼロ金利にする大幅な利下げを行なった。(ただしその効果は限定的で、景気を浮揚させるために3度にわたる量的緩和(QE1〜QE3)も必要だった。それほどこのときの悪影響は大きかったと言える)

金融危機からの回復を確認してイエレン議長時代の2014年10月量的緩和政策は終了し、2015年12月には0.25%の利上げがおこなわれゼロ金利も解除された。

その後米政策金利は段階的に引き上げられて2019年前半には2.25%〜2.50%に達していたが8月に10年半ぶりにパウエルFRB議長が0.25%の利下げを発表し、年内に3度0.25%ずつの利下げがおこなわれた。(米国株式市場が史上最高値をどんどん更新してゆく、必ずしも不景気という言葉がそぐわない状況下での利下げだったが、、)

さすがに2019年10月の3度目の利下げ発表時は今後しばらく利下げはしないことを示唆する発言もあったが、年が明けて新型伝染病の流行の原因により一挙0.5%の利下げが敢行され、政策金利は1.00%〜1.25%と1%割れ目前の水準に達している。

経緯を簡略化すれば100年に一度と言われた金融危機から脱するために6年ほど低金利の時代が続き、ようやく景気が回復したので5年程度金利は上昇してきたが、昨年後半から徐々に利下げが始まり、新型伝染病の流行でまた一気にドーンと金利が下がったことになる。

高まってきたヴィジョン(Vision)の妙味

「ヴィジョン(Vision)」は大手保険会社が開発した商品の中では比較的珍しい2.3%/年の固定金利(クーポン)の付いた商品だ。

通常この手の商品は運用成績に応じた非確定の配当(ボーナス)が加算されるのが一般的で固定金利による戻りはない。ヴィジョン(Vision)はこのクーポンによる戻りがあるうえに、非確定のボーナスも付いてくる。

実際のところで言うと景気の良いときにはヴィジョンの「クーポン+ボーナス」の合計と他の商品の「ボーナス」はそれほど変わらない。しかし当然不景気の低金利時代には固定金利のクーポン部分の価値が高まってくる。一方でこれは契約者には都合の良いことであっても、商品を提供している運営会社にとってはありがたくないことである。

ヴィジョン(Vision)が発売されたのは2019年6月。まだ米国が利上げの環境にあったときだ。要するに運営会社は当時の景気回復と利上げの傾向に自信を深めてこの固定金利商品を開発したのだろう。その数ヶ月後、世界がこんな状況に陥っているなど誰も想像もできなかったはず。。サンライフにとっては不運なことだ。

運営側にとって不利な商品をこのまま放置しておくことは考えにくく、早晩この商品が供給停止になることもありうる。もちろん利用者としてはこのチャンスを逃してはならない。

【ヴィジョン(Vision)の概要】

加入年齢:0〜80歳
積立期間:2年(一括前納も可)
満期:契約時から120年あるいは現被保険者120歳に達する年度

【ヴィジョン(Vision)の特徴】

・2.3%/年のクーポンが付く
・運用成績によって変動するボーナスが付く
・保証期間が契約してから120年目或いは被保険者が120歳になるまで継続可能
・契約者と被保険者名義変更が可能
・死亡保障分割受け取りを選択できる
・損益分岐点を契約7年目で越える

【ヴィジョン(Vision)の運用イメージ】

1. 40歳時に契約しクーポンを出金せずにプランの中で運用した場合

総投資額:USD100,000(USD50,000、2年払い)

7年目(47歳時)解約返戻金:USD103,216(収益率:103%、損益分岐点)
10年目(50歳時)解約返戻金:USD124,104(収益率:124%)
20年目(60歳時)解約返戻金:USD222,480(収益率:222%)
30年目(70歳時)解約返戻金:USD384,024(収益率:384%)

2. 40歳時に契約しクーポンを毎月出金しながら運用した場合

総投資額:USD100,000(USD50,000X2年払い)

[受け取りクーポンの合計額+解約返戻金]
7年目(47歳時)1〜7年目のクーポンの合計:USD14,648+解約返戻金:USD86,951=USD101,599(収益率:102%、損益分岐点)
10年目(50歳時)1〜10年目のクーポンの合計:USD22,547+解約返戻金:USD97,742=USD120,289(収益率:120%)
20年目(60歳時)1〜20年目のクーポンの合計:USD51,956+解約返戻金:USD150,311=USD202,267(収益率:202%)
30年目(70歳時)1〜30年目のクーポンの合計:USD86,774+解約返戻金:USD240,817=USD327,591(収益率:327%)
 

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