小学生の頃から塾に通い。
厳しい受験戦争を勝ちぬいて良い大学を卒業。
そして大手企業に就職する。
そこで会社の業務の没頭し、しっかり勤め上げれば安定した給料と退職金、そして老後は充分な年金が受け取れる。
それで将来は安泰だと思っていた。
それが日本のサラリーマンの勝利の方程式だった。
事実自分の親の世代の人生を見てそれが間違いではないことを確認している。
ところが今まさにサラリーマンとして最前線で働いているあなたにはその実感はあるだろうか?
このままきちんと勤め上げれば将来は安泰。。
それがもはや幻想であることを否定することはできないのではないだろうか。
日本は
の高度経済成長期やバブル期を通じて常に人手が不足している状態だった。
そんな環境下で日本のサラリーマンは他国のそれと比較して高い所得を獲得し、年功序列や終身雇用という数々の手厚い待遇が生まれたのは当然のことだった。
学校を出て、会社に就職することがリスクとリターンの側面から合理的な人生設計となり、その中でもより良い条件を得るために高学歴で優良企業に加入することがもっとも効果的であった。
しかし今はそれを感じることはできない。
以前の習慣に従って人生を組み立てても退職金や年金だけで老後を安心して過ごせるとは思えない。
時代は変わったのだ。
”勝利の方程式に従って頑張ってきたのに、なぜ自分のときに変わってしまうのか?”
と、やるせない気持ちなったり、ときには怒りさえ覚えるかもしれない。
だが目の前の現実を克服して生きてゆかなければならない。
会社からの収入と将来の年金が自分と家族に不足であればそれ以外の収入の流れを作るしかない。
ひとつの選択肢として不動産を取得して賃貸経営をおこなうということがある。
我々が子供のときに当たり前に捉えていたサラリーマンの安泰は確かに目の前でがらがらと崩れてきている。
だがサラリーマンだからこそ活かせる優位点がまだ残っている。
日本のサラリーマンは不動産賃貸事業をおこなう上で欠かせない要素である融資の承認を獲得しやすい立場にあるのだ。
これは他の国ではなかなか見られない傾向である。
バブル期以前の厚い待遇を誇っていたその地位が関係あるのかもしれない。
これはサラリーマン勝利の方程式に沿って歩んで来たことの副産物であるといっても過言ではない。
しかし不動産を取得して家賃を得ることは事業なので、もちろんバラ色なことばかりではない。
政策、景気の変動、金利動向等環境の変化に合わせて適切に対応して行かなければ失敗することもある。
取り組む前にしっかりと知識を得て、疑問点を解消し、メリット・デメリットを把握したうえで判断力を持って運営してゆかなければならない。
事業を営む一介の経営者としての当然のことである。
このスカイプセミナーはそのためにある。
かつて日本には土地神話というものが存在した。
「不動産を保有すれば必ず値上がりする」
と多くの人が信じており、ある時点までは実際にその通りだった。
1950年前後から1990年代初頭まで日本国内の土地は価格は右肩上がりに上昇を続けた。
私が社会に出た1990年初頭はまさに不動産価格がもっとも高いときだった。
当時の初任給は手取りで20万円足らず、年収でも400万円にははるかに届かなかった。
一方、勤務地の東京都内のマンションは5,000万円というのが普通だった。
単純計算で給料の13年分である。
住宅ローンを利用しようにも当時はローン金利が5%以上あったので35年ローンでも月々の返済額は20万円以上となり、手取り収入を軽く超えてしまう。
”家を買うことなど絶対にムリだ。。”
というのが、社会に出てまず直面した現実だった。
特にそれまでの5、6年間のバブル期の住宅価格の値上がりが急激なものだったので、
”あと10年早く生まれていれば良かったのに。。”
などと、、考えても仕方のないことが頭に浮かんだ。
親の世代はマイホームを構えそこで子供を育てたのに自分にはそれができないのだ。
深い深い絶望感だった。
数年後仕事で中国に滞在することになった。
そして現地の住宅価格の安さに驚いた。
東京都内の約10分の1の価格でマンションが販売されていた。
しかも間取りもずっと広い。
私は中国籍の妻との結婚を期に彼女名義で上海に2部屋のマンションを購入した。
(当時は外国人が自分の名義で中国の不動産を買うことはできなかった)
それから15年余り。
高度な経済発展を遂げた中国の不動産価格は大きく値上がりした。
中国の不動産市場にかつて日本でも起こったような強力な右肩上がりが発生したのである。
今私の手元にある不動産資産。
そこから挙がるインカムは月々の定期収入となっており、もし売却すればまとまった資金を手にすることも可能だ。
会社を立ち上げ収入が安定するまでの間は自分の保有物件に住んで生活コストを下げることもできた。
自分の人生にとってこの不動産投資は非常に大きな意味を持つものとなっている。
なぜその結果が得られたかというと、それはやはりあのとき不動産に向き合った経験が功を奏したのだと思う。
真剣に不動産を学んで、計算した結果感じた絶望感。
それがあったから目の前ににわかに訪れたチャンスをしっかりと掴むことができた。
一方、今振り返ってみると日本の不動産も1991年から1992年のあの時がピークだった。
バブル崩壊が明らかとなり不動産価格は下落、地価もバブル経済前の1980年中頃に水準になっている。
結果から見ればあのまま一生家が買えないなんてことはなかった。
だがあの時切羽詰まった気持ちで向き合い、勉強し、真剣に考えたこと。
それがその後の人生に与えた影響の大きさを今強く感じている。
実際に賃貸経営に乗り出すかどうかは別にしてこのスカイプセミナーが皆さんにとって不動産という資産に向き合う良いきっかけになれば幸いである。