2018年2月6日。米国債10年物の利回りが4年3ヶ月ぶりに3%を超えたことを受けて日経平均は1071円の暴落を記録。

2018年10月には米長期金利が3.23%と7年4ヶ月ぶりの高水準に上昇したことで米国ダウは831ドルの下落、日経平均も一日で1000円以上の下落を記録、その後12月には月間でダウの下落幅は3700ドル、日経平均も3400円以上の暴落を記録し20000円を割り込んだ。

一方でダウは12月26日一日だけで1086.25と過去最大の上げ幅を記録。

年が明けて1月3日、外国為替市場で日本円がわずか数分の間に1ドル108円台から104円台に急騰。

そのひとつひとつが世界の投資家が凍りつかせるには充分だった。。

投資におけるアルゴリズムの隆盛

最近世界の金融市場ではごく短期間に「史上❍番目の上昇(下落)」のように急激な動きを見せることが頻発している。そして多くの場合ほどなく同じような規模で逆の動きで元に戻る。マーケットに歴史を塗り替えるような数字がぽんぽん出てくることには違和感を禁じ得ないが、必ずと言ってよいほどこの短期的な乱高下の原因になっていると語られるのがアルゴリズムを駆使したシステムトレード(自動売買)である。

システムトレードはコンピュータで組まれたプログラムに「こういう条件が揃ったら”買い”、こういう条件が揃ったら”売り”」というアルゴリズム(売買ルール)を設定し、自動的に売買注文を出す仕組みだ。一度設定すれば自分が別の仕事をしている間も、食事をしている間も、寝ている間もルールに従って淡々と取引をおこなってくれる。トレードの基盤となるプログラムもそれを動かすコンピュータの処理能力も日進月歩で向上しており、売買ルールを作る専門家も最先端の場所でしのぎを削っている。最新技術を使ったシステムトレードであるHFT(High Frequency Trading)などは1000分の1秒単位で大量の売買注文の発注・変更・取り消しができるという。

いずれにせよはっきりとした傾向として見えるのはこれら自動売買システムの隆盛により上昇にしろ下落にしろ一旦相場が一方向に動き始めると暴走したようにその方向へ加速すること。影響力の強いシステムが相場の動きを察知して動き出すと損失を避けるために他のシステムもそれに追従して同じ方向に我先にと動き出すからだ。それはもはや人力では抗えない世界。レバレッジをかけずに長期保有するかたちの投資であれば手動でもそれほど問題にはならないかもしれないが、急激な騰落によりロスカットや追証が発生する可能性のある信用取引の短期売買を自力でおこなうリスクは高まっていると言わざるを得ない。

逆を言えばその対極にあるアルゴリズムによる投資を自分のポートフォリオに加えておく重要性もまた否定できないものになっているのだ。相場の上下のトレンドがはっきり出たときに力を発揮する「トレンドフォロー型」のアルゴリズムと逆にレンジ相場のときに強い「金利サヤ取り型」のアルゴリズムを50%ずつ組み合わせたシステムトレードを使用したヘッジファンドである

ヘッジファンド「Forex Fund SP Mix」

Forex Fund SP Mix

ヘッジファンド「Forex Fund SP Mix」

昨年2018年は運用開始以来
もっとも苦戦した年となったが
それでも9%弱のパフォーマンスを記録。

2019年は1〜9月の実績で
すでに昨年の利回りを上回っている状態だ。

過去実績:-
2014年利回り実績(年間):26.65%
2015年利回り実績(年間):19.68%
2016年利回り実績(年間):12.54%
2017年利回り実績(年間):16.56%
2018年利回り実績(年間):8.98%
2019年利回り実績(1月〜9月):9.28%

平均利回り:16.83%

【Forex Fund SP Mixの概要】

運用手法:為替取引を投資対象としてトレンドフォロー型と金利サヤ取り型を混ぜて運用
申し込み期間:月1回。いつでも申込み可能
最低申込金額:USD50,000相当
追加投資最低金額:USD10,000相当
申し込み可能な通貨:USD、JPY、AUD
満期償還日:なし
元本保証:なし
運用実績(手取りベース):約17%
購入時手数料(購入時、追加購入時):3% (出資額の97%を運用)
解約:月1回のタイミングで解約可能
解約手数料:拘束期間の12カ月内の解約・出金の際には10%の解約手数料が差し引かれる

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